病薬ひろば

クスリについてのコラム

2024年02月02日
医療用医薬品の供給不足に関する対応について

ウェブマスター

いつもの薬局で飲み慣れた薬を受け取ろうとしたら、
「その薬が今、不足していまして…」
「1週間分だけなら出せます」

実は今、全国の薬局や医療機関ではかつてない医薬品の供給不足が続いています。発端は医薬品メーカーの製造、品質管理の不備が発覚したことにより、一部の製品について在庫が完全になくなることを避けるため供給量を調整し、薬局や医療機関において必要量の医薬品を入手することが困難になっているところです。

医薬品ごとの供給状況については、以下のウェブサイトを御覧ください。
〇後発医薬品等の供給不安への対応について〇
後発医薬品等の供給不安への対応について |厚生労働省(mhlw.go.jp)

「いつもの薬が、他のメーカー品や名前が異なる薬に変わった…。これは飲んでも大丈夫?」
みなさんからもこういった声がたびたび聞かれます。
少しでも不安があるようでしたら、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。

医薬品不足が叫ばれて約3年がたち、薬剤師は医薬品の確保に日々奔走しています。しかしながら、やむをえず他のメーカー品や同等の効き目の薬への変更が必要になる場合があります。
みなさんの治療や生活に影響が出ないよう、わたしたち薬剤師も医薬品の確保に精一杯努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。

 松本協立病院 薬局
 前川 悠理

  • 医療用医薬品の供給不足に関する対応について

    お薬に関するご相談はかかりつけの医師・薬剤師までどうぞ