病薬ひろば

会員病院から

2017年12月15日
病院紹介 飯田市立病院

事務局


飯田市立病院ロゴマーク

【飯田市概要】
「飯田」の地名は、「結いの田」が語源となっており、伝統産業である「水引」に代表される「結び」に縁のある土地柄です。また、飯田市は焼肉屋の軒数が日本一(1万人当たり5.31軒)であることも自慢の一つです。そして、2027年にはリニア中央新幹線の開業により、東京へは約40分、名古屋へは約20分のアクセスとなり、小さな世界都市を目標に掲げて、取り組み始めています。

【病院概要】
飯田市立病院は、長野県の南部、南アルプスを望む高台に位置し、飯田市および下伊那地域全域の医療を支える病院で、高度医療を中心にその役割を果たすことが期待されています。当院は1951年に開院し、1992年に現在の地に新築移転しました。その後増改築を行い、現在では一般病床419床(感染症病床4床)を保有しております。地域がん連携拠点病院等さまざまな資格を取得し、地域の急性期医療を担う中核病院です。医療の基本理念を「私たちは、地域の皆さんの健康を支え、信頼される医療を実践します。」としています。

【薬剤科概要】
 薬剤師25名、助手4名の29名の職員で構成され、調剤、病棟業務、注射薬管理、化学療法、医薬品情報等の業務を行っています。また、多職種によるチーム医療において、薬の専門家として重要な役割を求められる中で、専門・認定薬剤師の取得に挑戦しています。       
2025年問題により医療体制に、地域包括ケアシステムの構築が求められています。今後は一層の医療機関の連携が重要になります。当科では2016年2月より患者サポートセンターに薬剤師を常駐しました。以前は各診療科対応の、入院前のオリエンテーションを実施しており、課題が山積していました。そこで効率化と専門性を取り入れ多職種によるセンター化を図りました。薬剤師が、常駐することで現在服用中の医薬品、健康食品、サプリメント等をインタビューし、主治医に報告し、入院前に休薬するものがあればその確認と入院時にスムーズに病棟薬剤師が関われるように情報を共有しています。将来的には退院支援の一元化を図り、切れ目のない薬物療法に貢献できればと考えています。

【スタッフの声】
 「薬歴を管理したり病棟で直接お話しをしたり、日々多くの患者さんと関わっていく中で、お薬の量や種類が減ってきて体調がよくなってきた実感があると、とてもやりがいを感じます。また医師や看護師から問い合わせの電話をもらい、薬の規格や使い方などをアドバイスできた時、処方設計に携われた時等、薬剤師としての仕事のやりがいを感じます。」

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    飯田市立病院の全景

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    がん診療・緩和ケアセンター

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    抗がん剤ミキシング

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    2027年開業予定 リニア中央新幹線