病薬ひろば

薬剤師を目指す方へ

2018年06月25日
薬剤師を目指す方へ  岡谷市民病院 小松 崇志

HP委員会


昭和薬科大学 2015年卒

 こんにちは。昨年の4月から岡谷市民病院で働かせていただいております、小松崇志です。
 当院は3年前に新病院となり、諏訪群地域の中核病院として地域の皆さんの健康を支えております。
 私が岡谷市民病院に入職して、1年が経ちましたが、先輩方に基本である調剤、注射剤の払い出し、薬局窓口での患者さん対応、TPN・化学療法の調製、疑義照会といったの業務を優しく教えていただいております。しかしながら、まだ現場での対応など知識不足なところもあり、日々勉強ですが毎日新しいことを経験して、充実した生活を送っています。
 病院薬剤師としての経験はまだ浅いですが、病院での仕事は国家試験など机上で学んだ知識とともに、それを実際の臨床現場で活かしていける楽しさ、喜びがあると思います。また、病院では医師をはじめ多くの他職種と関わり、チームで患者さんを支えていきます。薬剤師としての仕事は、対物からより対人へと移り変わってきています。チームの中で薬剤師としての職能(医師との患者さんの処方薬剤の検討、ベットサイドでの薬剤管理指導など)を最大限に発揮することができるのが、病院薬剤師だと思います。当直業務や病棟業務が始まり、病院薬剤師としてさらに経験を積み、患者さんや地域の皆さんの支えになれると思うと病院で働くことは非常に魅力的です。
 就職の進路を考えている学生の皆さん、薬剤師としてさまざまな道があると思います。一つの進路にこだわらず、まずは広い視野を持って、自分が本当に何をやりたいかを考えながら就職活動を頑張ってもらえればと思います。また、学生時代に勉強したことは必ず就職してからも役に立つので、今だけとか国家試験合格のためだけとかと思わずに、ぜひ勉強を頑張ってほしいと思います。私は昨年まで製薬会社のMR(医薬情報担当者)として医師をはじめ、医療関係者の皆さんと関わっておりましたが、薬剤師として現場で、より患者さんに近い位置で働き地域に貢献したいと思い転職し、病院薬剤師になりました。繰り返しになりますが、病院での仕事は臨床現場で薬剤師の職能を十分に発揮することができるところです。就職活動をされている皆さん、今後働く職場の選択肢の一つとして病院薬剤師を考えてみてはいかがでしょうか。

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     薬剤部の皆さんです。
     薬剤師15名、事務パート2名でがんばっています。

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     調剤室で、鑑査業務をしています。

  • 薬剤師を目指す方へ  岡谷市民病院 小松 崇志

     注射薬(TPN)を調製しています。