病薬ひろば

薬剤師を目指す方へ

2023年06月05日
薬剤師を目指す方へ  長野県立木曽病院 関 彩香

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薬剤部のメンバー(筆者は最前列左から2番目)

 長野県立木曽病院2年目薬剤師の関彩香です。
 不安でいっぱいだった社会人1年目もあっという間に過ぎ、新たに後輩を1名木曽病院へ迎え、先輩として身の引き締まる毎日です。
 当院は病床数197床でとても大きな病院というわけではありませんが、木曽唯一の総合病院として地域の方々に信頼される病院であれるよう日々業務に努めています。
 私自身1年目から春は調剤、鑑査、薬剤管理指導、他職種からの問い合わせ対応といったセントラル業務と並行して、入院患者の注射薬のセットを行い、夏は一人で抗がん剤の調製、秋からは病棟薬剤業務が開始、NSTといった委員会業務への参加、薬学生に向けたリクルート活動といったように日を経るごとに多様な業務に就かせていただきました。木曽という新天地で慣れない環境であることもあり業務内容を覚えることで精一杯で、正直とても大変だった覚えがあります。そんな中でも薬剤部の先輩方から温かいフォロー、ご教示頂き、徐々に仕事・環境に慣れていきました。また、みなそれぞれ尊敬でき、心強い先輩方、とても頼れる後輩に囲まれ、いつも楽しく仕事をさせていただいています。今はひと通りの業務を覚え、先輩方のように心強いと思われる薬剤師になることが目標です。
 薬学生の皆さんは必ず、就職活動を行う際に調剤薬局やドラックストアへ行くか、病院へ行くか、その他の職場にするか迷うことと思います。なかには、私のように社会人になるのが辛い…と思う方もいるのではないでしょうか?(笑)
 私も恥ずかしながら就職活動から逃げたくて、誰よりも遅く就職先を探し始めたように思います。地元長野で働きたい+患者さんの生の声が聞ける病院へ行きたいという考えから、長野県立病院機構を志望しました。唯一インターンへ行った第一志望の病院には行けませんでしたが、このたび木曽病院へ入職させていただき、薬剤部内の雰囲気・風通しの良さにとても安心し、“仕事ってこんなに楽しいんだ!”と思うほどこの病院で本当に良かったと思いました。またそれと同時に、もっと早くこの病院の良さを知りたかったなとインターンに参加しなかったことを後悔しました。
 最後にはなりますが、薬学生の皆さんも悔いのない就職活動とぜひ木曽病院にご興味がありましたらインターンへのご参加をお待ちしております!
 (国際医療福祉大学 2022年卒)

  • 薬剤師を目指す方へ  長野県立木曽病院 関 彩香

     当院で注射個人払出システムを昨年度から導入し、薬剤師一人でもより早くより正確に注射セットを行うことができる自慢のシステムです。

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     今年度から新人教育のためプリセプター制度を導入しました。私も一緒に勉強して知識の幅を広げています。一緒にがんばろう!!